「セコムvsアルソック」は「バルサvsレアル」並みの二強対決だった件

以前、勤めていた会社の先輩の家が空き巣に入られ、奥さんが精神的に参ってしまっているのをみました。金銭的な被害はなかったのですが、空き巣以降、シャワーもまともに入ることができなくなってしまいました。

今回、自宅を建てるにあたり、妻と娘2人の安全のためにホームセキュリティーを導入することにしました。ホームセキュリティーと聞いて、まず頭に浮かんだのは「セコム」と「アルソック」の2社ですが、

セコム = 巨人の長島茂雄終身名誉監督
アルソック = レスリングの吉田沙保里選手

くらいのイメージしかありません笑

警備会社を決めるにあたり、まず警備業界全体について調べてみました。

2016年3月期の全警備業界の売上高は約3兆3,500億円。
1位 セコム: 4,928億円(14.7%)
2位 アルソック: 3,157億円(9.4%)です。
3位 セントラル警備保障: 449億円(1.3%)
ほぼ2強争いの様相を呈しています。
※セキュリティ・サービス事業の売上高

「万が一」の際の「家族の安全」のために、導入するわけですから、シェア1%以下の会社に依頼するのは警備面でも組織面でも不安が残ります。ここは当初思い浮かんだ、セコム、アルソックの大手2社から選ぶことにしました。つぎにセコムとアルソック、それぞれの会社について調べてみました。

直近2016年3月期の決算データでは、
■売上高: セコム8,810億円、アルソック3,818億円(2.3倍)
■営業利益: セコム1,285億円、アルソック290億円(4.4倍)
■営業利益率: セコム14.6%、アルソック7.6%(1.9倍)

これはもうセコムの圧勝です。2.3倍の売上高があって、営業利益率も1.9倍あるので、4.4倍も儲かっています!2017年4月20日時点の株価でみても、セコム約7,800円、アルソック約4,600円となっていて、この辺りが物語っています笑

どちらも事業規模としては申し分ありませんので、私は以下の3点を重視して決めることにしました。

1. コスト(イニシャル&ランニング)
2. 待機所から自宅までの距離(所要時間)
3. 抑止効果

さっそく、セコムとアルソックの両社に資料請求をして、必要な機材と工事費、月額料金等の資料を取り寄せました。

■セコムの無料資料請求はこちら

■アルソックの資料請求(無料)はこちら

1. コスト(イニシャル&ランニング)
(1)イニシャル(導入)コスト
セコム:90,000円(工事料金70,000円+保証金20,000円)
アルソック:131,000円(機器100,000円+工事負担金31,000円)

(2)ランニング(月額)コスト
セコム:7,500円。
アルソック:3,500円。

アルソックは機器を買取って、月額料金を押えるプランが選べます。

(1)イニシャルで41,000円高くても、
(2)ランニングが月4,000円安いので11ヶ月以上利用すれば、
トータルではアルソックの方が安くなります。

2. 待機所から自宅までの距離(所要時間)
セコム:3km(5~10分)
アルソック:2km(5~10分)

以上から、今回はアルソックにすることに決めました!
最後に、3. 抑止効果について、アルソックに確認しました。

平成27年の私が住む静岡県内では、
空き巣:637件(人が不在の住宅へ侵入し、金品を盗むこと)
忍込み:364件(夜間、就寝中の住宅内に侵入し、金品を盗むこと)
合計1,001件の被害が発生しています。

1万世帯当たりの発生件数を地域別で比較すると、
静岡県内では、湖西市が10.47件(23件/22,000世帯)でワースト。
私の住む地域は、5.47件(18/32,000世帯)でした。

一方、アルソックのサービス導入住宅では、
詳細は控えますが、警備解除中に被害にあった事案等を含めても1万件あたり1.5件(5.47件の27.4%)に収まっていて、明らかな抑止効果が確認できます。

発生を未然に防ぐことが、何より重要ですので、このデータは心強いです。

万が一、正確には万が1.5発生しても笑、5~10分で警備員が駆け付けてくれますし、ガラスは全て防犯ガラスにしたので、ガラスを破るまでには10分以上かかると思います。

ホームセキュリティーに加えて、iPhoneで遠隔から映像を確認できる監視カメラも採用したのでハード面は万全ですが、油断することなく、防犯意識を高く保っていきたいと思います!