「隣の芝生は青く見える」のではなく、実際に青く着色されているかもしれない問題

以前の記事でもご紹介しましたが、一年中、芝生の色を緑に保つには、2つの方法があります。

1つは、割と一般的なオーバーシードと言われる方法です(一般的とまでは言いませんね・・・w)。

日本の気候に適した夏芝(高麗芝や野芝等)をベースに、ベントグラスやケンタッキーブルーグラス等に代表される冬芝の種子を蒔いて、夏芝と冬芝を混在させる方法です。

当初は、このオーバーシードを採用しようと考えていましたが芝生に関して素人の私には、なかなかハードルが高く躊躇していました。

そこで植木屋さんから教えてもらったのが、今回採用した「芝生の着色」です。夏芝がまだ緑色を保っている10月下旬から11月初旬に1回目の着色を行います。

その後、11月下旬から12月初旬に2回目の着色を行えば、一年中、緑色の芝生を保つことができます。こちらは着色剤を噴霧するだけで、私でも簡単にできましたので、以下ご紹介します。

まず、肝心な着色剤ですが、インターネットで調べたり、知り合いの植木屋さんに聞いてみると、いくつか種類がありました。価格も大差なく、商品の特徴も正直、似たり寄ったりですw

実際に使用した方の口コミで、自然な仕上がりという記述を見かけたので、バロネス社の「Kアイグリーン」という商品を購入してみました。価格は1kg入りで5,400円です。

 
「Kアイグリーン」20mlに対し水1lの割合で、50倍に希釈して使用します。我が家の芝生面積は約150㎡のため、2回着色して、ちょうど1本使い切るくらいの使用量でした。

着色は噴霧器を使用して行うので、併せて購入しました。噴霧器は自転車の空気入れのような蓄圧式もありますが、乾電池を入れてスイッチを入れるだけで使用できる乾電池式が圧倒的におすすめです。

噴霧器の購入に際し、もう1点よく検討したいのが容量です。2l程度のコンパクトなものから、10l近い大容量のものまで幅広くサイズ展開がされています。

大容量の方が、着色剤を希釈する作業の回数が少なくて済みますが、作業する際には当然、噴霧器を持って作業することになります。

10lの液体が入った噴霧器はゆうに10kgを超えるので、かなりの負担になります。私は近所のホームセンターで、工進(KOSHIN)社の乾電池式タイプ(5L)の噴霧器を購入しました。価格は4,580円でした。

 

■着色1回目(2018/11/01)

全体の印象としては、まだ緑と言える段階ですが、ところどころ茶色の部分が見受けられます。このくらいのタイミングで1回目の着色を行います。

わかりづらいかもしれませんが、写真左側は着色前、写真右側が着色後の状態です。ちなみに作業時は、Kアイグリーンで手が汚れてしまったので、写真は撮れていません・・・w

■着色2回目(2018/11/30)

2回目の着色を終えた状態です。写真奥のお隣さんの芝生と比較すると着色が確認できると思います。

着色の状態を見ながら必要に応じて、3回目の着色を行ってもよいかもしれませんが、我が家は、3月下旬時点でも、ほぼこの写真の状態をキープしているので、2回の着色で終了にしました。

実際に着色を行った感想としては、簡単な作業で緑色の芝生を1年間維持することができるのでかなりおすすめです。また着色により、来シーズンの緑化も早くなる効果があるそうです。

使用した着色剤「Kアイグリーン」の感想は以下の通りです。

≪ よかった点 ≫
自然な緑色の仕上がり
作業も意外と簡単

≪改善点≫
着色剤を希釈する際、結構手が汚れる
着色後、数週間経っても裸足で歩くと足の裏が緑になる

原液はかなり濃いので、ボトル形状等の工夫で、作業中に手が汚れないようだとありがたいです。

また着色後、しばらく経っても芝生の上を裸足で歩くと、足の裏が緑になります。草をむしると指先が緑になります。着色力の裏返しなのか・・・噴霧した薬剤は固着して色移りしないと完璧ですw