ダイソンでアレルゲン(ダニ・ハウスダスト)吸引大作戦!

2017年4月29日に放送された日本テレビの「世界一受けたい授業」で、島野智之先生の「暖かくなってダニが増えてからでは遅い!今からできる!ダニの撃退法!」の授業が放送されてしました。

≪ 島野智之先生プロフィール ≫
1968年生まれの47歳。法政大学自然科学センター教授。横浜国立大学大学院工学研究科修了。博士(学術)。OECDリサーチフェロー、国立大学法人宮城教育大学准教授、フランス国立科学研究所フェローを経て現職。良いダニの代表ササラダニ類を求め、世界中の密林を調査。論文多数。

ダニの研究を含む系統分類学の権威で、私が以前、ダニについて調べたときに、先生の著書を読んだことがあります。タイトルはまさかの「ダニ・マニア」です!笑

この島野先生のおかげで、私は「効果的なダニの退治法」を理解すると同時に、「ダニを過剰に恐れること」がなくなりました。先生は他人が履いたスリッパが苦手な自他共に認める潔癖症ですが、ダニとの出会いを求めて世界中の密林を旅してしまう方です(笑)。ダニを必要以上に恐れる必要はありません。

ちなみに、先生の友人が新型の高級掃除機を買って、部屋を入念に掃除した初物のゴミから、どのくらいのダニが取れているのか、顕微鏡で観察した際、掃除をあまりしていなかったというソファーのゴミからは、ダニがほとんど見つからなかったそうです。

島野先生
結局のところ、一般の人は気にしすぎないのが一番だと思う。どこにダニがいるかなど、ダニ学者にしか分からない。布団やジュウタンの中にウジャウジャと蠢くダニはテレビの撮影のためであって、そんな状態は一般家庭ではなかなかない光景なのだ。

とはいえ、「ダニはそれほど数が多いわけではないとはいえ、やはり、健康面から考えると避けた方がよいだろう。」と先生もおっしゃっていて、以下のダニの退治方法を推奨されています。

洗濯機や天日ではダニは死なない

まず、枕やクッションに潜むダニは、洗濯機で洗っても80%が生き残り、天日干しでは、ほぼ100%が生き残ってしまいます(熱から逃れるために枕やクッションの中に潜り込むだけ)。

また、布団たたきで叩いてしまうと粉々になってしまうので、反対に枕全体に飛び散ってしまいます。むやみやたらに叩くのはやめましょう。

効果的なダニの退治方法は「熱+吸引」

では、どのようにしたらダニを退治できるのか。ポイントは熱(温度)です。ダニは熱に弱く、50℃であれば30分、60℃であればすぐに死滅します。枕やクッション、布団(毛布)などは乾燥機を活用しましょう。乾いた状態から30分程度加熱すれば十分です。

ソファなど乾燥機が利用できない大型のものについては、スチームアイロンが効果的です。熱処理が難しい場合は、2時間以上部屋を暗い状態に保ち、ダニが表面に集まってきた段階で掃除機をかけましょう。

乾燥機やスチームアイロンを利用して、60℃に加熱することでダニを死滅させることができます。ただし、これではダニの死骸が大量に残っています。ここで掃除機の出番です。掃除機の役割はあくまでも「吸引」なので、私は吸引力を重視して、「ダイソンV6マットレス」を購入しました。

ダイソン公式オンラインストア

 

 

 

 

 

 

 

購入して1年が経ち、以下の改善希望はあるものの、その圧倒的な吸引力にとても満足しています。
・充電の持ちが悪い(15分程度・充電しながら吸引できない)
・毛布のような薄手の生地はは吸引しづらい
・お手入れは全然簡単ではない笑
・連続使用すると、指が当たる部分がすり剥けて痛い

 

 

 

 

最後に私が感銘を受けた島野先生の言葉をご紹介します。

島野先生
他人が嫌うからと言って、その対象を自分が盲目的に嫌うだろうか。自分の意見とはなにか。自然のもつ多様性を受け入れることは、全く違う価値観の他人を自分が受け入れることに繋がらないだろうか。生物多様性の視点からは、嫌われ者のムシも美しい動物も、生態系のひとつとして、全て受け入れなければならない。生物多様性や生態系を考えることは、人と人の人間関係を照らし出す問題のような気がしてきた。