太陽光発電システムはソーラーフロンティア社製が史上最強ともっぱらの噂

太陽光発電システムは、投資効率の観点からも十分おすすめできると以前の記事で書きました。今回は、次のステップ「どのメーカーを採用するか」について、私の選択基準をご紹介します。

1. 日本メーカーであること

非住宅用も含む数字ですが、太陽電池出荷量の世界シェアは、上位10社中6社を中国が占め、日本からは10位にシャープが入っているだけの状態です。

いくら安くても中国製は採用を控えたいので、以下の国内主要メーカーから選ぶことにしました。とにかく設置コストをかけたくない方は、中国製の採用を検討しても良いかもしれません。

≪ 国内主要メーカー ≫
・シャープ
・京セラ
・三菱電機
・パナソニック
・東芝
・ソーラーフロンティア

2. 設置コストの安さ

つぎにどの国内メーカーにするかです。批判を浴びるの覚悟して言います・・・どこも大して変わりません!!

単結晶シリコン系と多結晶シリコン系、発電効率、 技術者やマニアの方が見れば、全く別物なんだと思います。

ただし、私が太陽光発電システムを採用する目的は「非常用電源の確保」であり、これはどの国内メーカーでも達成できます。であれば、あとは投資回収効率で判断するのがもっとも合理的です。

先ほどご紹介した国内主要メーカーで、太陽光1kW当たりの設置コストが最も安いのはソーラーフロンティアだと認識しています。CISという化合物系のパネルのため、単結晶系のパネルより発電効率はやや落ちますが安価です。

私の家の場合、屋根形状(片流れ)もあり、設置面積は十分確保できておりますので、発電効率はさほど気になりません。都内の狭小地等、設置面積が限られていて、発電効率が求められる場合は、東芝、パナソニック、シャープもありだと思います。

3. 実発電量が多いソーラーフロンティア

ソーラーフロンティア社は設置コストが安いだけでなく、「実発電量が多い」という特徴があります。発電シミュレーションは安全値を見込むため、各社シミュレーションより10~20%程度多く発電されるようですが、ソーラーフロンティア社は30%前後多く発電されるケースもあるそうです。

≪ 実発電量が多い3つの理由 ≫

(1)高温時のロスが少ない
太陽光発電システムは、真夏がもっとも発電すると思うかもしれませんが、1年間でもっとも発電量が期待できるのは5月前後です。真夏はパネルが超高温になることで出力ロスが発生します。ソーラーフロンティア社製パネルは、CIS太陽電池のため結晶系のものよりも5%程度ロスが少ないと言われています。

(2)部分的な影の影響が少ない
結晶シリコン系のパネルは、部分的に影がかかった場合、モジュール全体の出力(発電)が大きく低下してしまいますが、CISは部分的な影の影響が限定的です。

(3)太陽に当たると発電量がアップする
CIS特有の光照射効果があり、太陽光に当たることで工場出荷時よりも発電量が増えることが、ソーラーフロンティアの暴露試験で確認されています。

4. ブラックシックなデザイン

最後は好き嫌いの問題ですが、結晶シリコン系のパネルと違い、表面がギラギラしません。外観の意匠性も私にっと大きな採用のポイントでした。

日本製でも設置コストが安い割に、実発電量が多く、デザインも優れている・・・「太陽光発電システムはソーラーフロンティアが史上最強」と言われる所以です。言っているのは私だけですが笑