2017年7月に新居に引越してから約9ヶ月が経ちました。以前の記事で太陽光発電システムについてご紹介しましたが、夏と冬も1通り過ごしたので、ソーラーフロンティア社(以下、「SF社」といいます。)製の太陽光発電システムの発電実績をご紹介します。
■太陽電池: SF170-S(屋根一体型) × 88枚
■搭載容量: 14.96kW
■備考: 蓄電池(SF社製6.4kWh)を併設
発電実績(対シミュレーション比)
まず、2017年7月から2018年2月までの8ヶ月間(243日間)の総発電量は12,935kWhでした。打合せ段階のSF社のシミュレーションは11,647kWhでしたので、約11%上回った計算になります。
以下の表は、月別でもう少し詳しく見た発電実績です。シミュレーションを下回ったのは8月(96.3%)と10月(88.7%)の2ヶ月でした。8月は台風が数回発生し、10月は記録的な長雨が続きましたので、異常値と言ってよいと思います。 ※10月の東京は、127年ぶりとなる「15日連続降水」でした。
この、サンプルとして不適当な8月と10月を抜いた実績が、表の一番下の数値です。8,313kWhのシミュレーションに対して9,825kWh、対シミュレーション比、約118%の発電実績でした。こちらが参考数値としては適当だと思います。
我が家は屋根一体型の太陽光パネルを採用したため、投資効率の参考にはあまりなりませんが、太陽光発電システムのメーカー等の検討段階で、SF社の実発電量としてはご参考にしていただけるかと思います。
月 | ①シミュレーション | ②実績 | ③比率(②/①) |
7月 | 1,889 | 2,139 | 113.2% |
8月 | 2,030 | 1,954 | 96.3% |
9月 | 1,522 | 1,702 | 111.8% |
10月 | 1,304 | 1,156 | 88.7% |
11月 | 1,165 | 1,375 | 118.0% |
12月 | 1,141 | 1,416 | 124.1% |
1月 | 1,248 | 1,515 | 121.4% |
2月 | 1,348 | 1,678 | 124.5% |
総計 | 11,647 | 12,935 | 111.1% |
合計(8月・10月除く) | 8,313 | 9,825 | 118.2% |
屋根一体型パネルの採用について
今回、意匠性やメンテナンス性を重視して、屋根一体型パネルを採用しました。屋根一体型にすることより、パネルの単価が17,000円→28,000円(164.7%)になることに加え(0.35mmのGL鋼鈑が付きます)、役物代や工事費も上がり、本体工事の屋根工事減額分を差し引いても、最終的に150万円くらいのコストアップになりました。
■通常パネル: 88枚 × 17,000円 = 1,496,000円
■屋根一体型: 88枚 × 28,000円 = 2,464,000円
写真のとおり、意匠性は抜群なのですが、屋根面は家からかなり離れないとほぼ見えません。あまり見えないことは承知していましたが、正直予想以上でした笑
(ここからではほぼ見えませんw)
屋根一体型でも設置する容量は同じ(14.96kW)ですから、当然、発電量も変わりません。投資効率から考えると、あまりオススメはできないかもしれません笑
私個人に限って言えば、屋根一体型の意匠性とメンテナンス性を考慮すると、採用してよかったなと思っています(ほぼ自己満足の世界ですが・・・w)。