こだわりにこだわった結果、娘2人が駆け回る最高のLDKになった件

2017年7月に完成したマイホーム。
今回は建物内部(LDK)をご紹介します。引っ越し後、友人に「前川國男の自邸を意識した?」と聞かれました。特に意識はしていませんでしたが、確かに似ているかもしれません。

 写真手前がリビング、奥がダイニング、奥の左側がキッチンです。吹抜けの大開口によって、夏は日差しが奥まで届かず、冬はキッチンの方まで入るため、暖かい快適な空間になりました。

 反対から取った写真。

■床材(フローリング)
床材には強いこだわりがあり、バーチの無垢材にしました。突き板や挽き板ではなく、どうしても無垢材にしたかったのですが、「①無垢材、②床暖房対応、③幅広、④好みの色、⑤価格」の5条件をすべてクリアする製品は少なく苦労しました。

当初、マルホンでアッシュ(無垢材)の見積りを取ったところ、1ケース(1.66㎡)27,300円というあり得ない金額でしたので、元マルホンの社員の方が立ち上げた別の業者に依頼しました。

アッシュよりもよりイメージに近いバーチで再度、見積りを取ったところ、1ケース(1.66㎡)11,560円でした。我が家は72ケース必要であったため、110万円以上のコストダウンになりました。

27,300円×72ケース=1,965,600円
11,560円×72ケース=832,320円

■壁仕上げ
壁の仕上げは、以前の記事でご紹介した通り、AEP塗装(日本ペイントのHiビニフレッシュセラ、白ツヤ無し)で、一部アクセントとして、ベンジャミンムーアの塗料を娘と一緒に塗りました。ピクチャーレールを設置して、アートを飾れるようにしました。

■キッチン
キッチンは、キッチンハウスのものを採用しました。当初、扉材は突板を計画していましたが、打合せ中にメラミンの「メルクリオ」という新色が発売され、メルクリオの鉄釉陶器のような質感がとても気に入り、採用を決めました。

水栓は妻がこの家で唯一こだわったグースネックのセンサー式タッチレス水栓にしました。ちなみに、私が不動産・建築業界にいるため、家づくりはすべて任され、妻が決みたのはこの水栓(センサー式)のみです笑

キッチンハウスの担当者にも「奥様がキッチンの打合せに参加されないのは初めてです。本当に大丈夫ですか!?」と聞かれました笑

バックセットは、壁の仕上げと合わせて白にし、完全なシンメトリーとなるように計画しました。扉の金具にこだわって、冷蔵庫も扉で隠せるようになっています。

一番長い時間を過ごすLDKなのでこだわりましたが、娘2人も走り回る居心地の良い空間になりました。